オーストラリア税務局(ATO)は、詐欺師が暗号通貨で人々を欺こうとしていると警告しました。
昨年末から、詐欺師はオーストラリア人に電話し、犠牲者が未払いの税金を負担していると主張し、ビットコインで支払うよう求めています。今のところ、プレスリリースによると、詐欺師には5万AUD(日本円で4,093,500円 1 AUD = 81.87円として)以上が支払われているそうです。
ATOは、暗号通貨と同様に、第三者の銀行口座への直接預金、iTunesカードまたはプリペイドVisaギフトカードによる支払いを要求してきた場合には注意が必要だと呼びかけています。
ATOのウェブサイトによると、承認された支払い方法には、クレジットカードとデビットカード、銀行振込またはオンライン請求書支払いシステムBPAYが含まれます。暗号通貨はリストには載っておらず、支払い方法としては認められていません。
ATOのKath Anderson副委員長は、詐欺師が昨年顕著になったことを指摘して、「詐欺師が暗号通貨を標的とすることは避けられない」と述べました。
彼女はさらに、「暗号通貨は仮想世界で動作し、いったん詐欺師が支払いを受けると、それを元に戻すことは事実上不可能です」と続けました。
税金の請求額が不明な住民がATOに連絡することができるが、警察や法的措置を脅かす電話は、ATOのものではないとのことです。
前に戻ると、ここ数ヶ月間に世界中で数多くの似たような詐欺が発生しています。 最近、カナダの警察は、カナダの歳入庁にいると思われる人々が未払いの税金で犠牲者を逮捕すると脅していると警告した。その報告によるとその詐欺被害額は340,000CAD(日本円で27,876,600円 1 AUD = 81.99円として)に上りました。
他の税金関連詐欺でいうと、アメリカ住民の退職資金を「IRS承認済み」暗号通貨に投資するように騙そうとする最近の事例もあります。 商品先物取引委員会はこれに対し、内国歳入庁が退職勘定の投資を承認したりレビューしたりしていないと述べています。
仮想通貨を使用した詐欺には巧妙なものも含まれています。すこしでも怪しいと思った際は、その機関への問い合わせをすることも必要かもしれません。