ロイヤルバンク・オブ・カナダは、ブロックチェーンによる与信スコアチェックを視野にいれているようです。
公開された特許申請では、ブロックチェーン上に構築され、借り手の過去と今後の予測データを用いて自動的に与信格付けを生成するプラットフォームの概要が説明されています。
上記のアプリケーションによって、既存の与信格付けシステムよりも多くのデータソースを元にして、判定記録をしっかり作成することでローンプロセスを改善するというシステムがもたらされます。
注目すべきこととしては、RBCの特許出願によって与信格付けシステムが再設計され、ユーザーはどのように与信スコアが算出されるかをより明確に理解することができるようになります。
さらに、格付けの算出方法の透明性のレベルが増すため、ユーザーは申請書による与信スコアを現在に比べてより早く改善することができるようになるだろうということです。
システムが上手く機能する方法は、市場情報を使用して既存の与信履歴に基づいてローンオファーを分析することです。
このアプリケーションによって、違った視点から見ると、たくさんのノード(結節点)から成る共有元帳で構成される与信およびデジタル識別の記録のためのシステムが出来上がります。それら各ノードは、コンピューティングデバイスを含んでいます。
そして、共有台帳は多数のブロックを有していて、各ブロックは、個々の識別子、トランザクションデータ、ブロックが作成された日時を示すタイムスタンプ、および共有元帳のハッシュリファレンスというワンセットとリンクした個人識別データを構成しているのです。
ローン申請が提出されると、ローンの条件を含むユニークなスマートコントラクトが生成される前に、適切なローンの種類と債権者の組み合わせが自動的に決定されることになります。
言い換えれば、提出書類を元にした与信格付けプロセスは、ブロックチェーンベースのシステムによってより透明性が高く、かつ自動化することが可能となるのです。
報道されるその時、システムが単一のブロックチェーンを使用するのかもしくは複数のネットワークを使用するかどうか、または特許が付与されているとしてRBCがシステムを構築する準備ができているかどうかは定かではありません。