アメリカ合衆国フロリダ州の柑橘局(FDoC)のスタッフが、公用のコンピュータを使用して暗号通貨をマイニングしていたことで逮捕されました。
Tampa Bay Timesによると、フロリダ州の法務執行部(FDLE)は、フロリダの柑橘類産業を監督する州政府機関のITマネージャ、Matthew McDermott氏を投獄したとのことです。彼の保釈金は5,000USDに設定されていると伝えられています。
FDLEは、McDermott氏がBitcoinやLitecoinを含む暗号通貨をマイニングするためにこの部門の備品であるコンピューターを使用したと申し立て、その報告書によると、盗難と違法行為を訴えています。
さらに調査では、2017年10月から2018年1月まででその部門の公共料金が40%以上も上昇していたことがわかりました。これは、暗号処理のマイニング処理のためには相当量の電力が必要となるため起こったものだったのです。
FDLEは、McDermott氏が24GPU(グラフィックス プロセッシング ユニット) を約22,000USDで購入していたと報告しました。
GPUは、標準的なコンピューターチップよりもはるかに高速に数値を処理することができるため、暗号通貨のマイニングによく使用されます。
このニュースは、アメリカの政府の人間が暗号通貨をマイニングするために公的資金を使って起訴されたというアメリカの最新の事例となりました。
他にも3月の頭に、米国ルイジアナ州で元スタッフがマイニング活動に公共の資源を使用していたことが発覚し、調査し始めたという報告が上がっています。