中国の大手インターネット検索企業Baiduは、中国のイメージ知的財産権を保護するために、ブロックチェーンベースのフォトストックサービスを開始しました。
Totemと呼ばれるこのサービスは、オンラインになったブロックチェーンを使用して、実名による本人認証の上でユーザーからのオリジナル写真の送信日時情報を記録します。そして、画像に関連付けられたデータをネットワークに保存する仕組みです。
知的財産権侵害の申し立てに対しては、Baiduのインターネットデータスクレイピングと人工知能に関する既存の能力の使用が有効と見ています。これを用いてインターネット上で流通している画像と追跡可能なブロックチェーンに格納されたデータとを比較することにより、侵害事実については立証することができるようになります。
現在、新しいサイトによると、地元の大手写真ストックサービスであるGetty ImagesのパートナーであるVisual China Groupを含めた、いくつかの従来のフォトストックサービスもプラットフォーム上に移行しました。
プラットフォームが公開ブロックチェーン上に構築されているのか、非公開のプラットフォームに構築されているのかは不明ですが、Baiduは、ブロックチェーンの採用を強く求める中で、しばしば中国版Googleとしてみられています。
同社は1月にブロック・チェーン・アズ・ア・サービスのプラットフォームを導入して数ヶ月で新しい発表を行うことになります。CryptokittiesのノックオフをLaici Goと名付けてリリースしたこともすでに報告されています。
デジタルメディア資産の知的財産問題を解決に向けて、すでに確立されたテクノロジー企業もブロックチェーン技術には目を向けてきました。
アメリカのイメージングテクノロジー企業であるコダックも、ここ数カ月のうちに、写真所有における独自の財産権を支えるブロックチェーンを介して独自の暗号通貨を発行するようです。