ネットワーク技術の大手Ciscoは、ビットコインのマイニングプロセスに適用可能な特許を取得しました。
米国特許商標庁(USPTO)の情報によるとCiscoは、2015年9月に“クラウドソースクラウドコンピューティング“システムの特許申請を提出しました。
この特許は、エネルギー集約的なマイニングプロセスを含む特定のプロセスに対して、コンピューターの所有者が未使用の処理能力をどのように提供できるかを概説しています。
この書類には、ユーザーがリソースを分割してクラウドアプリケーションの専用コンピューティングパワーを作成する方法が記載されています。
クラウドアプリケーションは、Ciscoのさまざまな目的に使用されると記されており、続く説明には
“このモデルは、数ある中で、スピード、量、規模、復元力、コストそして定められたコンプライアンスに対して最大限利用できる分散されたプロセスとサービスを提供するのに適しています。例を挙げるならば、分散型の近隣盗難防止システム、もしくは集団・都市または自治体や週に関連するサービスなどです。
このようなケースの1つには、ビットコインのマイニングが含まれています。マイニングは非常に計算量が多く、マイニングプールで行われたときには一般的にどんなの参加者にとって便利なものとなります。“とされています。
書類の中でCiscoは、自身のシステムが容易に拡張されること、特定の攻撃に対する回復力があることを特記し、分散処理の利点を提唱しています。
さらに、サービスプロバイダーは、地理的分布を利用してネットワークの負荷を軽減または最適化し、大規模で低コストのコンピューティングとストレージ容量を再販することができるようです。
これまでに報告されているように、Ciscoは、特に接続デバイスやIoTの分野で、ブロックチェーンのアプリケーションを研究している数あるエンタープライズ・テクノロジー企業の中の1つです。
同社は、グループチャットのためのデータを追跡するために技術を活用するブロックチェーンを含むブロックチェーンの他の用途にも特許を出願中だそうです。