ソフトウェア大手のオラクルは、ブルームバーグの報告書によると、サービスプラットフォームとしてブロックチェーンを公開する準備が整ったとのことです。
オラクルの製品開発担当責任者であるThomas Kurian氏のコメントを引用すると、“カリフォルニア州に本拠を置く多国籍企業が、今月はプラットフォームを、続く6月には配布台帳技術(DLT)に基づくアプリを発表する”と言われています。
オラクルは、2017年10月に企業向け製品レベルのブロックチェーン・クラウド・プラットフォームを発表しました。当時は、既存のクラウド・サービスを拡張し合理化する方法としてその技術に注目していると述べていました。
オラクルのブロックチェーンクラウドサービス部門の副社長であるFrank Xiong氏は、この発表において、会社が大企業と中小企業の両方にとって魅力になることを目標としており、取引量に基づいた価格設定を行うとしています。
さらに、このブロックチェーン・プラットフォームは、企業のくくりを超えてサービスを拡張するためのプラットフォームを顧客に提供するため、ビジネスパートナーや優位顧客などに外部に拡張する可能性もあります。と付け加えました。
この動きは、他の大企業、とりわけマイクロソフトとIBMが同様の製品を立ち上げた後に明らかになりました。 中国ではまた、JD.comやBaiduとHuaweiなどの企業からのこのような立ち上げの激しい動きも見てとれます。
既存のブロックチェーンプロジェクトの中で、ブルームバーグはKurian氏の発言を取り上げました。
彼によると、オラクルが銀行間の決済を記録するために、2017年の8月に加盟したコンソーシアムであるHyperledgerのプラットフォームを使って、すでに商業銀行Banco de Chileと協力していると言うことです。