暗号通貨サービス会社のAlphaPointは、規制された資産に裏付けられたブロックチェーントークンの立ち上げを支援することを目的とした新しい枠組みを発表しました。
トークン化された登録証券は、小売品種の多様性については疑念が渦巻いているものの、引き続きホットな話題であるとして、ブロックチェーンに不動産情報をいれる努力が数多く行われてきました。
そのために、AlphaPointは、ニューヨーク市で開催されたCoinDesk’s Consensus 2018会議でRegulated Asset Backed Token(RABT)フレームワークを打ち出しました。
同社によれば、証券法の遵守を保証しながら(例えば、アメリカに居住する認可された投資家にのみセキュリティトークンを販売するなど)トークンを自由に取引できるソフトウェアを開発しています。この考えは不動産市場へと流動資産を換金する能力を高めるための導管としてブロックチェーンを使用するというものです。
長年にわたって不動産およびプライベートエクイティ企業であったMuirfield Investment Partnersは、AlphaPointと提携し、投資家に不動産市場への参加をより容易にする方法を提供しました。
「テクノロジー企業やインフラストラクチャプロバイダーとして、公的ブロックチェーンと、あらゆる種類の証券や資産のトークン化を融合させることができます。」とAlphaPointの最高執行責任者Igor Telyatnikov氏は述べています。
“非流動性資産の割引には巨額の罰則があり、不動産はその一つになります。”
Muirfieldの設立者であるThomas J. Zaccagnino氏は、彼らの非流動性資産が原因で、不動産ファンドは、理想的とは言えない方法において、高度に構造化されている傾向にあると説明しました。
一般的に時間の経過とともに収益性の高い資産クラスである一方で、融通がきかないという恐れもあるのです。資金はしばしば、彼らが作用する“寿命”を定義してしまうのです。
通常の時は問題ないでしょう。しかしファンドが期限切れとなり終了する場合、それと2008年の事件(リーマンショック)、もしくはアメリカの不動産市場が崩壊した直後、そういったときは、投資家に売るのに適切な時期ではないかもしれません。
彼は、不動産をトークン化することで、はるかに革新的で収益性の高い投資手段が可能になると期待しています。
AlphaPointの計画は、すべてがブロックチェーン上にあるようです。 実際の資産は紙ではなくなり、トークン化されますが、その文書はテクノロジーを使用して保存されます。さらに、ソフトウェアを使用して、分配分の配当金の支払うことができ、誤った相手への資産の譲渡も防ぐこともできるのです。
Telyatnikov氏は、信頼できる実行環境とオラクルを使用して、移動されることでき、ルールやスマートロジックをパブリックまたはプライベートなブロックチェーンに適用できる資産のアドレスを管理できると述べています。