金融サービス大手アメリカン・エキスプレスは、デジタル小売業者のBoxedと提携してブロックチェーンを報酬プログラムに統合しています。
同社は、ハイパーレジャーを活用して、加盟店がアメリカン・エキスプレスのカード会員向けに会員特典報酬プログラムを作成できるようにすることを発表しました。
Boxedとの最初のトライアルでは、メンバーは特定の製品において通常のポイント数の5倍の収益を得ることができるとされています。
メンバーから見えないバックエンドでは、アメリカン・エキスプレスは情報の伝達を促進するために、各加盟店とのブロックチェーンにプライベートチャネルを作成します。
また、加盟店は、報酬プログラムのオファーを自動的に満たすスマートコントラクトを作成することができます。
そのオファーが公開されると、スマートコントラクトは、取引についての匿名化された情報を、プライベートブロックチェーンチャネルを使用してアメリカン・エキスプレスに自動的に渡します。
その結果、加盟店は、メンバーシップ報酬の構造をカスタマイズするだけでなく、作成しているオファーをコントロールすることができます。さらに、加盟店は、商品または保管単位レベルの商品にボーナスを割り当てることが可能になります。
つまり、アメリカン・エキスプレスは、宣伝されている商品やブランドを規制する権利を留保しているということになるのです。
“新たなパートナー“への搭乗(加盟)を現在数ヶ月のうちにするよりも、あと数週間のうちにする方が、新しいシステムは加盟店により効果があり、盛り上がりが期待できると信じています。
注目すべきことに、アメリカン・エキスプレスによるブロックチェーンリワードへの進出は今回が初めてではなく、ブロックチェーン上に格納されることが可能なリワードプログラムの概要を示した特許を去年提出しています。