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ネスレ・ウォルマートをはじめとする10社がブロックチェーン技術を使ったフードトラストシステムをローンチ!

ネスレ・ウォルマートをはじめとする10社がブロックチェーン技術を使ったフードトラストシステムをローンチ!
2018年7月12日

フードトラストブロックチェーンの運用が始まる

 

世界最大の10企業がフードトラストを組織し、世界規模のトレーサビリティシステムを変革するブロックチェーン技術の運用を始めます。

この10社にはウォルマートやネスレ、ドールやマコーミックが名を連ねます。

彼らはすでに一年間の運用実験を済ませています。

フードトラストと呼ばれる彼らは抱える課題を把握し、消費者のリスクを減少させることを目標にします。

収支上での利益、たとえば大量のリコールによる廃棄などを避けることも予想されます。

【アメリカのトレーサビリティの現状】

現在、粗悪な食品でも、簡単にサプライチェーンの中に入り込むことができてしまいます。

食品のトレーサビリティが十分に整備されていないことがその原因です。

現在の法律下では、会社は食品を扱うためにたった2つの手続きを経るだけなのです。そして彼らの多くは紙の書類で記録をしています。

これらをブロックチェーンの記録技術で変革できると、フードトラストのメンバーは期待しています。

 

現在の流通管理の限界と汚染事件

 

アメリカの法律では、サプライチェーンそれぞれの会社に、物品の取得と配送の記録を保管するよう規定しています。

食材の汚染が発生した場合、FDA(アメリカ食品医薬品局)の調査は、食品の履歴を改ざんしようとする会社すべてを調査しなければなりません。

そしてまた、調査官は畑やスーパーの棚まで調査することもあるのです。

しかし、足でかせぐ調査は数か月を要し、しかも完ぺきではありません。

今年の4月から全米でロメインレタスによるO-157感染が発生しています。

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)による警告から11週間経った現在も、発生源は割り出せていません。分かっているのは、アリゾナ州のユマ郡(面積は14,000km2 福島県と同等の広さ)で育てられたことのみです。

この事件では35の州で197人の人が腹痛などを訴え、5人が死亡しました。これは地理的規模、人的被害共に2006年のホウレンソウによるO-157感染を凌ぐ事態です。

調査官はいくつかの記録には電子データがなかったと話します。

FDAの食品・獣医薬学の副委員長、Stephen Ostroff氏は調査報告書に「残念ながら記録の欠落と紙の使用がトレースバックを遅くしているという現状だ。」と書き記しました。

 

ブロックチェーン技術がトレーサビリティを変革する?

 

ブロックチェーンは複数の産業において支持を得ています。

ブリティッシュエアウェイズは、フライトトラッキングのためにブロックチェーン技術の試用を始めました。

メルクというグローバル製薬企業は薬の出荷記録を共有する方法の一つとして有力視しています。

バンクオブアメリカはブロックチェーンに関する発明で特許を取得し、それらを音楽業界でアーティストの権利を守るために使用する予定です。

ブロックチェーン技術は、P2P構造により、偽証不可能な形と、中間コストを非常に少ないレベルにまで削減しながら、取引の出所と所有者・履歴を明らかにすることができます。

大手食品スーパー、クローガーの食品技術・法規担当上級副社長のHoward Popoola氏は下記のように話します。

「フードトラストブロックチェーンは、1つの一貫した履歴を保存することにより、度重なる取引による交換をすべて把握する記録保持機能を備えている」

このフードトラストシステムはIBMの開発した技術に基づいています。彼らはブロックチェーン分野においてもっとも先進的な会社のひとつです。

テクノロジー界の巨人によれば、フードトラストシステムの記録データは50の食品分類にわたり、100万製品もあります。

 

ウォルマートでの試用は大成功

 

「ウォルマートは、流通経路全域を数秒で把握できるようになります。」

ウォルマートの食品安全担当上級副社長Frank Yiannas氏は食品売り場で、スライスしたマンゴーのパックを手に取り、語りました。

「昨年、ブロックチェーン技術を使い、メキシコの畑から売り場に届いたマンゴーの流通経路を2.2秒で確認できまた。これまで紙とバーコードなどの情報を突き合わせてかかっていた6日と18時間よりもだいぶ速くなっています。」

「これからは常にすべての食品の、リアルタイムのデータを、すべての場所において把握できるようになります。まるでFedExの配達追跡システムと同じようにね。」