医薬品大手Merckは、サプライチェーンを通して商品を追跡するためにブロックチェーンを使用する方法について特許を申請しています
6月21日に公開され2016年12月に提出されたこの特許出願は、物理的な物体-この場合でいう単一商品-に関する情報を格納、そして元々の地点から進むごとに情報をアップデートしていくことにブロックチェーンを使用する方法を概説しています。
その分散ネットワークを使用して、アイテムの真正性を検証する情報を格納することができます。
言い換えれば、ここでの主なポイントは偽造防止に焦点を当てています。 Merckはすでに、システムを通過する偽造品を排除するための内部プロセスを維持しており、提案された特許は、そうした幅広い取り組みに適応した内容になっています。
Merck社は、この技術が非常に高いデータ保全性を備えた安全で信頼性の高い読取結果の保管を可能にしているため、こういったデータを操作・消去・引っ掻き回すことが本質的に不可能となったことを書類の中で記述しています。
例えば、意図的でなく、または意図的な削除、もしくは、データの汚染によるものなども当てはまります。
この薬学会社は続けて生命したところには、さらに、ブロックチェーンへのアクセスが利用可能な場所であれば、格納された情報にアクセスすることもできます。
これにより、安全かつ分散した記録装置および蓄積された読み取り結果へのアクセスが可能になります。例えば、記載されているように安全保障マークのついている製品のサプライヤーが実際に製品の供給者であったかどうかを確認するなどの完全性検証の目的で使用されます。
Merckがブロックチェーン上に薬(の管理)を入れることになるかどうかはまだ分かりませんが、同社はテクノロジーの分野でこれまで数々のイニシアチブを追求してきました。
同社はEnterprise Ethereum Allianceのメンバーであり、昨年ローンチされた当グループのヘルスケア・ワーキンググループを率いる代表を務めています。