米連邦取引委員会(FTC)の関係者は、2018年の最初の2カ月間に消費者が暗号通過関連の詐欺で5億3,200万ドルを失ったと発表しました。
米消費者金融保護局のディレクターであるAndrew Smith氏は、暗号通貨の詐欺に焦点を当てたイベントでこの数字を発表し、さらに年末までに数十億ドルに膨れ上がる可能性があると述べました。
「消費者は2018年末までに30億ドル以上を失うだろう」と、彼は6月25日のイベントの出席者に語りました。
問題の1つは、投資家への配慮がたりないことです。これは、テキサス州証券委員会の執行部長であるJoe Rotunda氏によって強調された問題でした。これは、過去6ヶ月間に渡って暗号通過の価値が劇的に上昇したこと-そしてその後の秋にかけて続きそうですが-を背景に特に深刻なものです。
Coin CenterのPeter Van Valkenburgh研究担当ディレクターは、持ち逃げ詐欺から株価の操作により利益を出す不法な計画に至る詐欺まで、人々の投資に対する高いリターンを見込もうとする考えから、詐欺行為に巻き込まれていると語りました。
「私は今まで以上に暗号通貨を買うべきではないと考えています。進んで完全に負けようとしている暗号通貨にハマるべきではありません。
もしあなたが少しでもこの業界に参加していたいと思っているのであれば、の話ですが。」
Van Valkenburgh氏はさらに
「それは何度も何度も繰り返し伝えなければいけないメッセージです」と述べました。
Rotunda氏は、「規制当局があらゆるタイプの新しい市場、特にこのタイプにおいて積極的である必要がある」と考えていると述べました。
「1年前にはこのようなさまざまな種類の投資を一般市民が行う環境にありませんでした。暗号通貨への投資は昨年末に爆発的に増加したものです。」
「規制当局にとっては暗号通貨を正しく運用しようとしている企業を特定し、それらと協力することが第一です。
暗号通貨を正しく使おうとしている企業は、規制当局から電話が入ります。排除するためのものではなく、です。わかりますね?
訴訟ではありません。私たちは普通に彼らと協力することができますし…それに私たちは詐欺師を特定しなければならず、素早く行動して詐欺行為を止める必要があるのです。」
予想されたように、このイベントはまた、自己規制も訴えてかけています。
ここ数ヶ月の間に公共とプライベート両方のソースから進歩として見えてきたアイデアです。
しかし結局のところ、ディスカッションは一般的な勧告となりました。投資家はデューデリジェンスを行うべきです。
「トークンがどういったサポートをするのかを誰かに説明できないなら、そのトークンを買うべきではありません。」とVan Valkenburgh氏は語ります。
「小麦と籾殻を見分けることができない場合、あるいは技術革新や実際の技術革新が何であるかを知ることができない場合は、参加は避けておくべきです」