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ベネズエラで始まったクリプトペイ・フォワード 暗号通貨は貧困を救えるか<前編>

ベネズエラで始まったクリプトペイ・フォワード 暗号通貨は貧困を救えるか<前編>
2018年7月27日

0.5ナノコインから変わり始めるベネズエラの家族

 

2018年7月1日、Hector氏は0.5ナノコインを受け取りました。

ベネズエラに住む彼にとって初めての出来事で、それは同じ国に住む人からの贈り物だったのです。

1.8ドルは、取るに足りない金額かもしれません。

しかし現地通貨がほぼ価値を失った社会主義国家に住むHector氏にとって、それはまるで神の福音でした。

「0.5ナノコインは、ベネズエラのほぼひと月分の収入に相当します。実際、昨月の私の収入よりも多かったのです。」

彼はreddit(アメリカ最大級のソーシャルニュースサイト、掲示板であり、ニュース記事や画像のリンク、テキストを投稿し、コメントもつけることが可能。)のポストにそう書き記しています。

そしてその数日後の7月5日、Hector氏がredditのポストをアップデートした後、彼は一連のダイレクトメッセージとともに、360ナノコイン(950ドル相当)を受け取りました。

こうした出来事を経て、Hector氏は29ナノコインを使い、100kg以上の食料を手にすることになりました。

「私が家族にredditサイトで得た”las monedas virtuales/暗号通貨”について話したとき、父は私を強く抱きしめました。

それは我々家族にとっての救済だったのです。

私たちは5人家族のうち4人は成人で、それぞれ違うエリアで働いています。

それでもわれわれの毎月の給料では、基本的な食物も満足に買うことが出来ないのです。」

「数日前わが家の食料がほぼなくなりました。そもそも買える量が少ないので、給料日から6・7日後にはよくあることです。

3ナノコイン(8ドル相当)あれば、私たちは一か月分の食料に困りません。

それがただ一つの心からの望みです、めったに叶えられることのない願望なのです。」

 

ベネズエラで存在感を増す暗号通貨

 

暗号通貨はベネズエラでも一般的になりつつあります。

国の経済が不安定なため、プライベートマネーとしての存在価値が高まっています。

この認知度をうけて、ベネズエラ政府は自身の国の暗号通貨を発行することにしました。それがThe Petroで、石油や金のような資源にて価値が裏付けられる暗号通貨です。

Maduro大統領はThe Petroを使い、国の経済を生き返らせようとしていて、ベネズエラが国際制裁を避けるにはこの道しかないと金融アナリストは推測しています。

新通貨としてのPetroが注目される一方で、ベネズエラの通貨、ボリバルは悪化するハイパーインフレに苦しめられています。

そのため、ベネズエラ人は闇市場での消耗品の購入時にビットコインやナノコインのような暗号通貨を使うように、切り替えて始めているのです。

フェイスブック上には、ただでお金を得られるエアドロップに関する数十万人規模のグループが無数に存在しています。

Hector氏は以下のように語っています。

「彼らはエアドロップでもらったトークンや通貨、ビットコイン・ローカルビットコインといったボリバル以外の通貨への換金について相談し、買い物を楽しんでいます。」

 

後編へ続く・・・