チェコ共和国のプラハに本拠を置く投資銀行Benson Oakは、イスラエル市場に特化した投資ファンドを立ち上げ、ブロックチェーンの新興企業に焦点を当てるため、1億ドルを調達すると発表しました。
イスラエルのメディアCalcalistechの報道によると、Benson Oak Venturesと呼ばれる新しい投資拠点はすでに2,500万ドルを確保しており、2018年末までに1億ドルの目標を達成することを目指しています。
報告書によると、新しいベンチャーキャピタルは、機関投資家を除き、個人投資家や資産管理会社からの受け入れをしているとのことです。Benson Oakは、シード・ステージのブロックチェーンと消費者対応の新興企業に焦点を当て、今後2つのポートフォリオ企業の名前を発表する予定とされています。
Benson Oak Venturesのウェブサイトによれば、ファンドは主に消費者向け製品を提供する、もしくはコミュニティレベルでの成長、つまり消費者レベルでのブロックチェーンの利用を促進を目的とする全てのことを叶えるプラットフォームを作成するブロックチェーンのスタートアップに関心を寄せるとみられています。
盛り上がりを見せているブロックチェーンのスタートアップシーンの中で、イスラエルの主要なイニシアチブのいくつかは、ビジネスToビジネスにおける活用に重点を置く大きな金融機関によって突き動かされています。また、これまでに報道されているように、イスラエル最大の銀行であるBank Hapoalimは、マイクロソフトと協力して、デジタル銀行保証のためのブロックチェーンベースのプラットフォームの開発に着手しました。
一方、テルアビブ証券取引所(TASE)は、アクセンチュアと協力して、すべての金融商品の直接貸付を可能にするためのブロックチェーン証券貸出プラットフォームを構築しています。