コンサルティング会社大手のアクセンチュア・グローバル・ソリューションズは、ブロックチェーンを使用して物流の合理化と自動化を検討していると見られています。
7月26日に米国特許商標庁によって公開された文書によれば、提案されたシステムは、出荷されるオブジェクトの特定の属性の種類を決定し、その情報をブロックチェーンに格納できるというものです。
また、オブジェクトのステータスと状態を確認するために元帳に格納されたデータを使用して、オブジェクトがある場所から別の場所に出荷されるときにそのルートを追跡することができます。
ネットワークに繋がっているデバイス(たとえば、ロボットや無人航空機などがその役割を担っていました)が、ブロックチェーンに保存されている情報とステータスを比較します。そして、次の場所に輸送されている間、その輸送の整合性をチェックすることが可能です。
情報は、運転手のいない自律車両によっても追跡することができます。
分析装置がその属性を既に記述されているものと照合してブロックチェーンに格納されているアイテムの識別情報を正常に検証した場合、棚に置かれても、輸送のために車両に置かれようと、それとも別の製造プロセスに組み込まれても、そのアイテムは消費者までの旅を継続することができます。
すでにブロックチェーンに記述・保管されている属性を元に照合して、分析装置がそのアイテムの識別情報を正常に実証できれば、そのアイテムが棚に置かれたとしても、輸送のために車両に置かれたとしても、または別の製造プロセスに組み込まれたとしても、そのアイテムは消費者までの旅を引き続き継続することができます。
しかし、データが一致しない場合、デバイスはシステムに対して、製品を返品して支払いを停止するよう指示を出すのです。
また、出荷プロセスに関与する管理者または製品を規制する政府機関に対してアラートおよびメッセージを作成することもできます。システムは、必要に応じてマネージャーとミーティング設定することもできますし、製品が改ざんされたかどうかの確認を調査員にリクエストすることもできます。
このアプリケーションは、アクセンチュアが見せた最新のブロックチェーンアプリケーションへの興味反応でした。
昨年の夏、アクセンチュアとマイクロソフトはアイデンティティストレージブロックチェーンのプロトタイプを発表し、現在、デジタルアイデンティティに関するプロジェクトについて世界経済フォーラムと国連と協力しています。