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アメリカの酪農家、乳製品を追跡するためのブロックチェーンを試験導入へ

アメリカの酪農家、乳製品を追跡するためのブロックチェーンを試験導入へ
2018年10月9日

アメリカの酪農家は、もうすぐ乳製品の追跡・管理にブロックチェーンを使用できるようになるかもしれません。

全米乳業販売協同組合(Dairy Farmers of America、以下DFA)は、48州で8,500以上の酪農場を経営する14,500人以上の酪農家が所属する組合で、9月末に食料フィンテックのスタートアップであるRipe.io社との提携を発表しました。

プレスリリースによると、ブロックチェーンを導入して消費者が乳製品の流通経路を簡単に調べられるようになることで、自社製品に対する顧客の信頼度を高められるとの事です。

また今回の提携はあくまで試験的なもので、正式に導入する際、どのアプリや製品を採用するかは現時点では未定という立場を示しました。

環境対策と会員サービス部門の責任者であるDavid Darr氏は声明のなかで次のようにも述べています。

「多くの消費者は、日頃から自らが口にする食料の生産地を知りたいと思っています。今回のripe.io社との提携は、ブロックチェーンを利用することでそういった方々にリアルタイムのデータの提供を可能にし、食料生産者への信頼度を高める結果に繋がるでしょう。」

「農業分野におけるブロックチェーンの導入例は、様々なものがあります。最終的には組合員の方々が、これらのシステムを利用できるようになればいいと考えておりますが、当面の私たちの目標は、これらの技術を調査し、評価することにあります。」

この翌日に、世界最大のスーパーマーケットチェーンであるWalmartとその子会社のSam’s Clubが野菜の仕入先に対し、野菜の取引情報をブロックチェーンで管理する取り組みに協力してほしいと書面で呼びかけたという発表がありました。

これは、今年に入って起きたロメインレタスが原因とみられる食中毒が広がったことを受けての試みです。

汚染された野菜の流通経路を素早く照会できれば、感染源の特定が容易になり、消費者の食の安全を守ることや、汚染されていない野菜の生産者が野菜の処分を強いられて受ける経済的損失も減らせるでしょう。

導入を未定としているDFAとは異なり、Walmartは2019年9月末を目処に、主だった商品の仕入先の全てに対し、ブロックチェーンによる商品管理システムを実装させる予定です。

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