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ブロックチェーンスタートアップへのVC投資、今年で280%アップへ

ブロックチェーンスタートアップへのVC投資、今年で280%アップへ
2018年10月15日

暗号通貨業界に対する規制の強化によって、ICO数の減少やトークンの市場価格の低下が見られる中、ここにきて従来のベンチャーキャピタル(以下、VC)投資が盛り返してきています。

ブロックチェーン関連の調査会社のDiar社からは、ブロックチェーンと暗号通貨関連のスタートアップが、今年の第一から第三四半期の間に、前年比280%増の39億ドルをVCから調達したことや、VC向けに金融情報サービスを提供しているPitchbook社からは、VCからスタートアップへの投資件数が、前年からほぼ倍増していることが、それぞれ報告されています。

グラフ1

また、VCからスタートアップへの投資は、平均投資額も上昇しており、今年は前年比で100万ドル以上も増えています。

グラフ2

Diar社は、2018年に行われたブロックチェーンと暗号通貨関連スタートアップへの投資では、「調達金額の上位10社で、総額13億ドルにも上るものの、そのうち自社のトークンを発行しているのはDFINITY社のみで、残り9社は従来の株式投資である。」という内容の調査結果を発表しており、

VCからの資金調達が急激に増加している背景には、

「ICOで発行されたトークンのうち、約70%で市場価格が落ち込んでいること、そしてその下落幅もピーク時から90%以上と極めて大きいことで、ICO自体が下火になっていることがあるのではないか。」と指摘しています。

前述のDFINITY社も、当初はICOによる資金調達を検討していたものの、こういった状況を鑑みてか、VCからの資金調達に切り替えています。

Diar社は、

「株の発行を行わないICOは、株と違って規制当局によるチェックを受けていないといった問題点だけなく、ファウンダーにとっては、必ず製品を提供したりサービスをスタートさせなければならないなどの契約上の義務がないため、資金調達に成功しても製品提供やサービス開始まで実現した例は非常に少なく、結果として出資者には極めて見返りの少ないという現状が、ICOによる資金調達が下火になった理由ではないか。」とも述べています。

報告書によると、ICOに成功したプロジェクト数、およびその調達額は、1年前の水準に戻りつつあります。