取引量で韓国最大を誇る暗号通貨取引所のBithumbは、シンガポールに拠点を置くブロックチェーンコンソーシアムに、自社株の38%以上を4,000億ウォン(3億5,000万ドル)で売却しました。
報告によれば、シンガポールの整形外科の医療グループであるBKグループによって設立されたブロックチェーンコンソーシアムとBithumbの筆頭株主だったBTC Holding company社との間で、今月11日に契約が締結されました。
Bithumb株の76%を所有していたBTC Holding company社が、持分の50%+1株をBKグループに売却したことで、BKグループにBithumbの実質的な支配権が移りました。それに伴い、新たな筆頭株主は、BKグループの会長でもある金秉基氏となりました。
金氏は、昨年8月にシンガポールでICOコンサルティング会社とICOプラットフォームを設立しており、初期からの暗号通貨投資家でもあります。
この買収話で、Bithumbの市場価値は1兆ウォン以上、米ドルにして約8億8000万ドルと評価されました。
また、8月に株主によって公開された財務諸表によると、
今年6月に起こった取引所のハッキングで4,000万ドルの被害を出したにもかかわらず、2018年の上半期の純利益を3,500万ドルと計上しています。
また第三四半期の8月上旬には、新韓銀行との契約終了後に更新を行わず、またNH農協銀行との提携が難航したため、申込者のKYC認証が行えず、新規アカウントの開設を停止する問題が発生しました。
アカウント開設の停止を発表してからの5日間で、一時は取引量が4割弱まで落ち込んだものの、その後、銀行と再契約し、様々なキャンペーンを打ったことで、取引量は徐々に回復してきています。
10月24日時点では、24時間の出来高ランキングでは約12億ドルで世界1位まで復調しています。