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暗号通貨ファンド会社がスイスにてライセンスを取得へ

暗号通貨ファンド会社がスイスにてライセンスを取得へ
2018年10月26日

スイスの金融市場監督局(The Swiss Financial Market Supervisory Authority、以下FINMA)は、Crypto Finance社の子会社であるCrypto Fund AG社を暗号通貨の資産運用会社として認めたと発表しました。

FINMAに登録されているデータによると、Crypto Fund AG社は、2017年に元UBS銀行のJan Brzezek氏をCEOに迎える形で設立された会社で、スイスでは、集団投資スキームのマネージャーとして認可を受けています。

同社は、今年6月の段階で、スイス国内の資格を持った投資家を対象とした業務に限るという制限付きで暗号通貨に関する認可も受けていましたが、今回の認定でその制限が撤廃され、国内外の投資家を相手に業務を行うことが可能となりました。

Brzezek氏は、

「デジタル資産は近年ますます重要性を増しており、我々はこれらの市場をより成熟させていくことを目標としています。そのためには最近の報道や他の企業のプレスに見られるように、規制当局の見解が明確になることを望んでいます。」と語っています。

この発言の背景には、

昨年、総資産額スイス第4位のチューリッヒ州立銀行を含めた2行が、規制当局が明確な基準を出さなかったために、暗号通貨関連の取引から自主的に撤退するという措置に踏み切ったということがあります。

FINMAは、今年2月に、ICOとそのICOで発行されたトークンを、

 

1.決済手段型 (他の通貨との交換にのみ使えるもの)

2.ユーティリティ型 (使用を予定するプロジェクトがあるもの)

3.資産型 (債券や株式、ディバティブのような経済的機能が評価されたもの)

 

の3種類に分類し、そのうち2と3を有価証券に当たるとするガイドラインを発表しており、6月には、スイスの主要証券取引所であるSIXが、上記のガイドラインに沿って、従来の金融資産をトークン化するブロックチェーンプラットフォームを開発中であると発表しています。

シンガポールやドバイと並び、暗号通貨先進国とされているスイスですが、中でもZug州は多くの暗号通貨スタートアップが集まっており、金融のシリコンバレーという意味で「クリプトバレー」と呼ばれています。

ここ数年で200-300もの暗号通貨関連企業が設立されており、有名なところでは、イーサリアムを発行しているイーサリアム財団もZug州に本社を置いています。

Zug州に本社を置く暗号通貨関連企業の動きとして、

先月、Crypto Fund AG社と同様に元UBSの銀行家によっても設立された暗号スタートアップであるSEBA Crypto AG社が、暗号通貨銀行設立のために1億スイスフラン(日本円にして、約112億円)を調達し、FINMAに銀行業と証券業に関する許認可の申請を行ったことなどが報じられています。