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MasterCard社の特許は、マルチカレンシーブロックチェーン実現への足掛かりとなるか

MasterCard社の特許は、マルチカレンシーブロックチェーン実現への足掛かりとなるか
2018年10月29日

MasterCard社は、複数の暗号通貨ブロックチェーンを含む、さまざまな種類のブロックチェーンを走らせることが出来るシステムの特許を出願しました。

アメリカの特許庁によって公開された文書によると、出願されたこの特許では、様々な暗号通貨や企業が、同一のブロックチェーン上に異なるタイプの取引情報を格納できるようになる必要があるものの、現在の「ブロックチェーン全体に、それらの複数のプラットフォームを全て格納する。」という運用方法では、実現する可能性は乏しいとし、この問題の解決策として、複数のブロックチェーン上にある情報を一元管理するための新たなシステムを提案しています。

実現性が低い理由として、

1.ブロックチェーンを構成するブロックに格納されたトランザクションは、同一フォーマット・同一サイズであることが要求されるため、しばしば大量の重複データを含んでいる場合があり、それにより必要以上にデータの総量が増えてしまうこと。

2.複数の異なる暗号通貨を同一のブロックチェーン上で動かす場合、それぞれのプラットフォームを処理する必要があるため、大量のマシンパワーを必要とすること。

の2点を挙げています。

そして、その解決作として、

様々なデバイスから送られてくるトランザクションに関する情報を受け取ることができるサブネットというパーテーションでブロックチェーンを分割し、サブネット毎に、特定の暗号通貨や取引に関する情報を格納していくというシステムを提案しています。

また、分割されたブロックチェーンを提供するための技術的な裏付は必要となるものの、複数のトランザクションフォーマットを1つのブロックチェーン上に格納することができるようになることで、ブロックチェーンを運用するための物理的、電子的なリソースを削減するだけでなく、安全面の向上も図れるとしています。

MasterCard社は、他の金融会社に先んじて、暗号通貨に関する様々な技術の特許を出願しています。

その一例として、7月に報じられた暗号通貨決済の処理速度と安全性を向上させるシステムの特許を取得や、今月先週末に発表された銀行のように貸付を行えるような機能を持ったウォレットの特許の出願などが挙げられます。