最新のICOや仮想通貨ニュースなど熟練者の方向けのニュースまで幅広く情報を取り扱っております。
最新の暗号通貨(仮想通貨)ニュースやICO関連情報など、初心者にも分かりやすくお届けします

ブロックチェーン技術を通じて海外旅行も快適になる!?(前編)

ブロックチェーン技術を通じて海外旅行も快適になる!?(前編)
2018年12月4日

海外旅行のトランジットで、荷物が届かなかったことはありますか?オーバーブッキングされていて、予約していた飛行機に乗れなかったことはありませんか?

 

航空会社の不便な部分をブロックチェーンが変える

 

航空会社の内部では、信じられないほど多くの情報が日々リアルタイムで飛び交っています。

飛行機のメンテナンス・セキュリティ・乗客の予約情報・手荷物・運航の遅れ・滑走路内のバスやゲートの手配、そして乗客のキャンセル、さらには乗客のマイルなどの情報まで多岐に渡ります。

時に、情報共有が不十分なことにより、数百万から数千万円の損失を生むこともあり、取り返しのつかない事故がおきる可能性が常にリスクとしてまとわりついています。

しかし、これらの問題もブロックチェーン技術によって解決できるかもしれません。スマートコントラクトを利用する事により、共有可能にして改ざん不能な技術が生きてきます。

例えば、情報をリアルタイムで共有し、航空会社と乗客のデータを安全に保ち、スムーズな購入、時には払い戻しを行えるようになるでしょう。

 

航空会社の抱える問題

 

現在、飛行データに関する統一された情報ソースがありません。

航空会社と空港が協力して飛行データを共有することは多いですが、それぞれ別のデータベースに保管しています。結果として、フライト遅延や乗客用アプリ、フライト情報の表示システム、航空会社のウェブサイト、電話予約システム、これらの情報が矛盾していることが多々あります。

この矛盾により航空会社の評判が損なわれたり、労働者の賃金や乗客の時間が失われて訴訟が起こる可能性もあります。USA Today紙はmasFlight.comのデータを引用し「この冬全米の航空会社は、悪天候などによるフライトキャンセルで約2億ドルが失われるだろう。」と報じました。

情報が断片的に保管されていることにより、ウェブサイトがダウンしたりハッキングされる事件や乗客の手荷物情報を確認できなかったゆえに払い戻しや訴訟を起こされるなどの問題も出ています。

これらの部分にも、ブロックチェーン技術が活用できるでしょう。

国際航空運送協会(IATA)によると、2016年の飛行機旅客数は38億人です。今後20年弱で飛行機旅客数は2倍になると見込まれています。航空会社には、さらなる安全性の確保・顧客サービス・関係各所とのスムーズな情報共有が求められます。

ブロックチェーンは次の各領域で活用される見込みです。

ほとんどの航空会社は、eチケットを発行しています。eチケットには、膨大なデータベースから検索される乗客の旅程の詳細が記載されています。ブロックチェーンを用いたチケットはスマートコントラクトを通じて、チケットがどこで販売され、使用されているかを把握出来るようになり、世界中どこにいても空席確認せずリアルタイムでの購入が可能になります。

航空会社でリアルタイムで共有されるデータは膨大です。ひとつのフライトで乗客を追跡する場合も、各航空会社はいつチェックインし、搭乗ゲートを通過したか、預入荷物がどこにあるかを常に把握しておく必要があります。

ユナイテッド航空で起きた乗客引きずり出しのような事件は二度と起きてはなりません。分散化されたデータベースでは、オーバーブッキングや収益機会の損失を防ぐために、その透明性とデータの共有性が活用できます。

2017年にIBM社は、航空会社向けにブロックチェーン技術を開発しました。この技術では、飛行履歴・航路履歴・保守点検履歴を記録することができます。航空会社は、常に、エンジンおよびすべての部品の最新ステータスを共有する必要がありますが、現時点ではそれは各社固有のデータベース、もしくは紙のデータで残されています。

ブロックチェーン技術により、すべての情報を照合し、安全基準に合格していることを確認しながら、修理・購入・保守点検をリアルタイムで記録できるようになります。

 

データセキュリティやハッキングへの対応力

 

航空会社は旅客記録・飛行情報・および乗務員情報の保護が求められます。2018年5月アメリカのセキュリティ保守会社Dashlane社は55個の航空会社Webサイトのパスワードをテストし、6社以外は完璧ではなかったと発表しています。ブロックチェーン技術を採用することにより、情報の保護レベルは安心できるものへと変わります。

航空業界のシステムは集中化されているため、ハッキングやクラッシュ、中央コンピューターの停止に対して非常に脆弱です。2015年にはロシアのハッキンググループが5日間にわたってスウェーデンの航空管制システムをクラッシュさせました。また、2016年にはデルタ航空がコンピュータの停電により650便以上をキャンセルするという大きなアクシデントもありました。

しかし、ブロックチェーンの分散型システムはハッキングへの防御力も高く、航空会社・旅客からすべての関係者へ最新の確実な情報を共有できます。