中東のクウェート国立銀行(National Bank of Kuwait、以下NBK)は、より迅速な海外送金を求めて、Rippleのブロックチェーンベースの支払いネットワークに参加しました。
同銀行は、NBKダイレクトリミットと呼ばれる新しい送金サービスを開始したと発表しました。これにより、Rippleテクノロジーを使用した「即時」のブロックチェーンベースの支払いが可能になります。
「このサービスは、ヨルダンへの送金のみで開始されましたが、近い将来には、より多くの国に拡大すると予想されている。」と同銀行は、述べています。
NBKは、中国・ジュネーブ・ロンドン・パリ・ニューヨーク・シンガポール、そして湾岸地域的では、レバノン・ヨルダン・エジプト・バーレーン・サウジアラビア・イラク・トルコ・アラブ首長国連邦に拠点を置いています。
現地支店に送金される場合、NBKは、ヨルダンへの送金に1取引につき1クウェートディナール(3.29ドル)の手数料を請求しています。 他の銀行を使用しているお客様には、1トランザクションにつき5KWD(16.47ドル)の支払いが必要です。 トランザクションのデフォルトの上限は、2,000 KWD(6,586ドル)です。
Rippleの顧客担当であるシニア・バイスプレジデントのMarcus Treacher氏は、「NBKの顧客に代わって、ブロックチェーンネットワークを介してライブ支払いを開始した。」と語りました。
NBKは、世界中のますます多くの金融機関に加入して、ブロックチェーンベースの支払いサービスでRippleと提携してきました。 最近では、マレーシアの銀行グループCIMB・韓国の暗号取引所Coinone・米国の大手銀行PNC・送金会社のUAE Exchangeなどがこれに該当します。
送金市場は、中東地域を含む世界中で成長しています。 世界の銀行の最新データによると、2017年だけで、中東と北アフリカの市場への移住者は、530億ドルを交換しました。
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