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スケーラビリティ問題の解決に向けた動きとは(前編)

スケーラビリティ問題の解決に向けた動きとは(前編)
2019年1月23日

ビットコインイーサリアムなどの仮想通貨が普及するにつれて、ブロックチェーンで行われるトランザクションの処理速度が落ちてしまう事で、送金が遅れるスケーラビリティ問題が課題となっています。

イーサリアム開発者のVitalik Buterin氏を始めとして、多くの人が仮想通貨とブロックチェーンの新しい技術開発に尽力しており、ハードフォークサイドチェーンなどの技術が数多く実装されるようになりました。

また、仮想通貨の利用者増加と共にスケーラビリティ問題は深刻となっていますが、解決に必要な手段も少しずつ用意されるようになりました。

 

日本ではスケーラビリティについて学べる環境が増えている

 

日本でも仮想通貨の決済利用が徐々に浸透しつつあるため、スケーラビリティ問題は、決して避けて通る事は出来ないでしょう。

日本ではまだ目立った動きが見られませんが、サイバーエージェント社が運営しているBlockchain Stidioでは2019年1月10月に、「スケーラビリティ問題最新動向に関するレポート」をHPで載せているので、日本人でもスケーラビリティ問題について学べる環境が整っています。

BitFlyerやLiquid by Quoineなどの仮想通貨取引所の公式HPでも、スケーラビリティ問題について解説されていることもあるので、初心者でも仮想通貨の課題について把握し易くなっています。

英語に自信がなく、海外のサイトやSNSアカウントから情報収集が行いにくい場合は、まずは国内のサイトからスケーラビリティ問題や解決するための技術について学んでみるといいでしょう。

2018年10月には、東京の六本木アカデミーでも「BlockChainJam 2018」というイベントが開催されて、仮想通貨に関する話題がいくつも語られました。イベントでは仮想通貨取引所向けウォレットのスタンダード目指すフレセッツ株式会社の日向理彦氏も登壇し、ビットコインのスケーラビリティ問題について解説しています。

日向氏のように影響力が高い著名人がプレゼンをすることで、日本でもスケーラビリティ問題についての知名度の向上が期待できます。

最近では、「BlockChainJam 2018」のような仮想通貨について学べるイベントが頻繁に開催されており、スケーラビリティ問題について知る機会が増えていくでしょう。

 

イーサリアム開発者も問題解決に動いている

 

Vitalik Buterin氏は、スケーラビリティ問題の解決に対して2015年より尽力しており、研究と議論の結果として2018年6月には、今後のイーサリアムが1秒で100万もの取引が可能となることを発表しました。

Youtubeで投稿されたOmiseGOの動画では質疑応答の場面が発表されており、Sharding及びPlasma Cash(Ethereumのスケーラビリティ向上のための新技術)の開発について言及しています。この二つが普及すれば、今後はイーサリアムの決済速度が格段に向上することを述べました。

複数のサーバーで取引を行うShardingと、多くのブロックチェーンが連携し合うPlasmaの機能性によって、イーサリアムはより魅力的なプラットフォームになることが期待されています。

同氏は、仮想通貨の処理能力の分散について大きな期待をしており、スケーラビリティ問題の解決を目指しています。

 

中国ではイーサリアムを超えたNEOも期待されている

 

中国でもビットコインの普及が著しく進んでおり、対応店舗及び保有者の増加と共に、スケーラビリティ問題の解決が大きな課題となっています。

スケーラビリティ問題の解決として、2016年8月にNEOが登場しました。NEOは、エンジニアが開発しやすいように多くの開発言語と対応しており、構築するプラットフォームとして支持されているので、今後の展開にも期待されています。

中国で開発されたNEOでもスケーラビリティ問題の対応が行われていて、多くの仮想通貨保有者から期待されています。dAppsもスケーラビリティ問題に巻き込まれることはなく、またNEO自体にトラブルが起きたこともないため、イーサリアム以上に期待する声もあります。

NEOは、1秒間に1,000件を超えるトランザクション処理が可能であり、長期的には100,000件を超える処理速度が目標となっています。将来的にはVISAの処理速度(1秒間に2,000件のトランザクション処理)すらも超えることができれば、スケーラビリティ問題の解決にも大きな一歩となるでしょう。

 

後編に続く・・・