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Googleのポリシー変更により、ビットコインウォレットにセキュリティ機能の削除強制へ

Googleのポリシー変更により、ビットコインウォレットにセキュリティ機能の削除強制へ
2019年1月29日

プライバシーを重視するビットコインウォレットの「Samourai」は、Googleによる極めて制限の厳しいポリシーの結果として、一連の重要なセキュリティ関連機能をアプリのバージョン更新の際に削除しました。

Samouraiは、1月8日にGoogleが運営するデジタル配信サービス「Google Play」のバージョン0.99.04をリリースし、ブログ記事で3つの機能を説明しました。

ステルスモード・SIMスイッチディフェンス・リモートSMSコマンドは、Googleがウォールド・ガーデンになることを強く求めた結果、削除されました。

これらの機能を含むバージョンは入手可能ですが、Googleのアプリサービスを通じては入手できません。また、Googleはコメントの要請に応じませんでした。

ウォールド・ガーデンとは、クローズドプラットフォームまたはクローズドエコシステムと同義語で、サービスプロバイダがアプリケーション、コンテンツ、およびメディアを含むシステム内のすべての操作を総合的に管理するソフトウェアシステムを指します。

しかしながら、これはGoogleによって取られた新しい傾向ではなく、Google以外にもFacebookやAmazonを含む大手テクノロジー会社の間で急増しているものです。

Samouraiの共同創設者は、「SW」というニックネームを自身につけています。ウォールド・ガーデンについての発言は、Googleが昨年、すべてのGoogle Playストアアプリケーション開発者に向けて行った一連のポリシー変更に関連したものでした。

ビットコインを受け取ったときに通知が届かなくなったことに気付いたSamouraiのユーザーもいることでしょう。「それは、通知サービスを使用したいのであれば、Googleのサービスを介してすべてをルーティン化する必要があるからだ。」とSW氏は、述べています。

SW氏は、SamouraiとGoogle Playの間で妥協点を見つけて後日これらの機能を再導入できることを期待しています。

実際、10月にGoogleのポリシーの変更について通知されたSW氏は、「南アメリカの一部のユーザーにとっては、それは死活問題であると強調した直後に、ルール変更の免除を申請した。」と述べています。

ステルスモードは、ユーザーのモバイルデバイスにビットコインウォレットが存在することを隠す機能です。世界の危険な地域では、検出されずに取引が行われる可能性があります。リモートSMSコマンドは、ユーザーの電話が盗まれても、SMSを送信してウォレットを安全に電話から取り除くことができることを保証しています。

そして、Samouraiの要求をGoogleが拒否したにもかかわらず、GitHubにビットコインウォレットの完全版である0.99.03をアップロードすることで、これら3つの機能を使いたいというユーザーに対する一時的な回避策を発表しました。

Samouraiの公式Twitterアカウントによると、このバージョンは、Google Playバージョンの上にインストールすることを意味し、ユーザーが通常通りウォレットにアクセスできることを保証したものです。

しかしSW氏が強調しているように、GitHubからインストールするには、モバイルデバイスの設定を「未知のソースからインストールする」に変更して、アプリケーションを「サイドロード」する必要があります。サイドロードとは、アプリケーションストアを通じてアプリの配布や管理を行っているシステムにおいて、正規のアプリケーションストアを経由せずにアプリを入手し、インストールすることです。

これは、Android Package Kits(APK)と呼ばれるサードパーティのGoogleアプリケーションを手動でウイルスや悪質なソフトウェアのためにスクリーニングすることに慣れていないユーザーにとって、潜在的に危険な動きです。

SW氏は、「Googleの意見の一部を見ると、この動きはユーザーにとってのより安全なエクスペリエンスの実現を目指したもののように思えます。
しかし実際には、ユーザーに自分のデバイスにAPKをサイドロードさせることを引き起こしています。これは、注意していないと悪意のあるAPKがインストールされる可能性があるのです。」と説明しています。

その為、ウォレットメーカーは、「バージョン1.0」が正式に発売されるまでは、Google Playストアプラットフォームをアプリケーションの唯一のディストリビュータとして引き続き使用します。