2月25日、以前よりスマホアプリ開発や仮想通貨を発行していたイギリスのブロックチェーンのスタートアップElectroneumから、80ドル(約8800円)という低価格のアンドロイドスマートフォン「M1」が発売されることが発表されました。
M1は、クラウドマイニング技術の統合機能を搭載したGoogle Mobile Services(GMS)認定のスマートフォンで、Electroneum(ETN)通貨のマイニングが行うことができるため、月に約3ドル分のマイニング報酬を得ることが出来ます。
ユーザーが獲得したETNトークンは、モバイルへのトップアップ・オンラインサービス・ショッピングなどのサービスの支払いに利用できます。
M1は、4Gコネクティビティと8Gのストレージを提供し、Quad Core 1.3 Ghzプロセッサを搭載しています。前面背面カメラが搭載されており、それぞれ、2メガピクセル(前面)と5メガピクセル(背面)となっています。
Electroneumは発展途上国をターゲットにし、ブロックチェーンと仮想通貨の採用を拡大しようとしているため、このデバイスは明らかに中古製品の価格で提供されています。
Electroneumのオペレーション責任者であるNick Cook氏は、 「M1は、地元の販売業者を通して販売されるでしょう。」と述べています。Cook氏はさらに、今後数週間のうちにこの機種は南アフリカのAmazonでも販売されると語りました。
Electroneumの創設者兼CEOであるRichard Ells氏は、別の声明で次のように述べています。
「南アフリカは私たちにとって明確な選択でした。 われわれは国内で大規模な調査を実施し、回答した人の97%がETNを使用してモバイルの通信とデータの支払いをしたいと回答していることを確認しました。」
Cook氏の語ったところによると、Electroneumは米国国防総省でも使用されているサイバーセキュリティ会社のHackerOneと提携してネットワークを保護しているとのことです。
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