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旅行業に普及していく仮想通貨

旅行業に普及していく仮想通貨
2019年3月19日

ビットコインをはじめとした仮想通貨の多くは世界的に価値が認められるようになり、幅広い分野で導入が進んでいます。キャッシュレス文化があまり浸透していない日本でさえも、身近な買い物に仮想通貨が使えるようになってきています。

仮想通貨の普及は日常のシーンにも恩恵をもたらしていますが、とりわけ海外旅行といったシーンではより多くのメリットをもたらします。なぜなら仮想通貨があれば現地の法定通貨に両替する手間が省け、時間と手数料も大きく節約できるからです。

本記事では、旅行や観光と言った切り口で仮想通貨を見ていきます。

 

仮想通貨とブロックチェーンが世界の観光を進化させる

 

旅行業に仮想通貨が導入されているというわかりやすい事例を一つあげるとすると、オンライン旅行代理店のTravalaなどがそうです。

同社は世界で210ヶ国で約55万を超える宿泊施設の情報を掲載しており、それらの決済にはpaypalなどの決済サービスはもちろん、ビットコインやイーサリアムをはじめとした多くの仮想通貨も利用可能です。これだけであれば他業種でも導入されている決済サービスと同様ですが、それらと異なる点は決済可能な仮想通貨の中にはTravelaが発行している独自トークンであるAVAも含まれていることです。

AVAはTravalaのサービスを利用した、あるいは良質なレビューを提供してくれたユーザーに対するリワードとして配られるもので、配布されたAVAはTravalaでホテルを予約する際の割引などに利用可能です。これらは単に自社のポイントとしての運用だけでなく、ブロックチェーン上で予約を管理したり、レビューの質を担保する役割も担っています。既存のシステムにしっかりと組み込まれていることを見ても、同社が仮想通貨を積極的に導入していようとしていることが伺えます。

また、AVAは香港の取引所であるKucoinへの上場が決定し、ビットコインイーサリアムで取引できるようになりました。今後、他の取引所で上場が決定すれば、Travalaの価値は高まることが期待できます。

これからは滞在先での両替いらずの決済だけではなく、出発前の決済の段階から仮想通貨を使うような時代が来るかもしれません。

 

スペインのホテルでも仮想通貨決済が実行されている

 

スペインのホテルであるCasual Hotelesは、試験的にビットコインの決済導入を発表しました。利用者はホテルの料金をビットコインで支払うことが可能となり、Casual Hotelesの試験運用が成功すればマドリードなどのスペイン全土にビットコイン決済が広まっていきます。

ビットコインを導入した目的には、荷物を最小限に留めながらIT関係の仕事をするデジタルノマドワーカーのニーズに応えて、キャッシュレスを促進させたいという側面もあります。

Casual Hotelsは全てのホテルでAmazon Payで決済を進めるシステムを導入しているため、現代的な旅行者に向けたアピールも進めています。

Casual Hotelsの取り組みが成功すれば、今後は他のホテルにとってロールモデルとなることが期待されます。

 

カリブでも仮想通貨決済が導入されている

 

カリブ海観光局(CTO)でも、観光サービスや製品の決済方法として仮想通貨の積極的な導入を目指しています。

CTOは地元のブロックチェーン企業であるBitt社とも提携し、金融サービスの面でも活性化を試みています。カリブ住民の約半分が銀行口座を持っておらず、そういったニーズに対応するため、ウォレットを普及させることで銀行口座がなくてもお金を利用する機会を増やしています。

観光と地域住民の救済の同時に成し遂げてくれるため、カリブでも仮想通貨とブロックチェーンが期待されています。

アメリカやブラジルでは仮想通貨を積極的に受け入れているため、周辺の国々から訪れる観光客を呼び寄せるアピールポイントにもなります。

CTOのHugh Riley事務総長も、ブロックチェーンの金融サービスが観光に関わる活動を推進させる可能性に期待することを語りました。同時に、Bitt社の最高責任者であるRawdon Adams氏も、東カリブ諸島の経済成長のため、ブロックチェーン技術の実用化を述べています。

東カリブ諸国が加盟する東カリブ諸国機構の中央銀行であるECCBでも、DXCDと呼ばれる独自のデジタル通貨が発行されるようになり、これからのカリブで仮想通貨はより大きな存在感を発揮していくでしょう。

 

まとめ

 

仮想通貨を決済で利用するサイトが増えており、スペインやカリブなどの国々の観光業界でも仮想通貨が注目されるようになりました。ブロックチェーンの技術はビジネスの効率化に貢献するため、今後は観光業界でも広まっていくと考えられます。

仮想通貨の普及と共に発行される独自通貨も、観光業界の発展に役立ちます。決済導入が世界規模で広まれば、仮想通貨だけで旅行を楽しむこともできるでしょう。