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Googleの気まぐれで一度は閉鎖が決まるも復活した大手暗号資産メディア

Googleの気まぐれで一度は閉鎖が決まるも復活した大手暗号資産メディア
2019年6月17日

暗号資産情報を扱っている海外の有力なニュースサイトのCCNが、先週はじめに突然の閉鎖を発表し、その2日後に閉鎖の撤回と存続を発表しました。

 

CCNは、当初「CryptoCoinsNews.com」として北欧ノルウェーの起業家のJonas Borchgrevink氏が設立したメディアです。他の海外大手暗号資産メディアと同様に、キプロス危機でビットコインの価格が高騰した2013年に運営を開始しています。その後2017年にCCNというサイト名に変更し、現在に至ります。

独立系のニュースサイトとして、記事広告なども行わず、ビットコイン同様に半中央集権的なスタンスで政治的な公平性を維持してきたことから、アメリカやヨーロッパ、アジアの有力紙にも引用されたことが多数あります。

また、2019年4月にシンガポールで行われたBlockchain Life 2019 Asiaでは、その報道姿勢を讃えた「Best Cryptomedia」という賞を受賞しています。

 

そんなCCNですが、先週10日に突如として閉鎖を発表しました。

理由としては、6月3日に行われたGoogleのコアアルゴリズムのアップデートによって検索で表示される順位が下がり、全体として53%、スマートフォンに限定すれば71%も流入数が低下したためです。

前述の通り、同サイトは収益を広告収入に依存しているため、Google検索の流入が減ることはそのまま減益に繋がります。今回のアップデートにより、損益分岐点をはるかに下回る見通しになったため、事業の存続は難しいという結論に至ったようです。

もちろん、このアップデートによって検索からの流入が増えたサイトもありますが、暗号資産メディアに限ればどのサイトも軒並み大幅な減少となりました。

閉鎖にあたり、CCNは「仮に本サイトを『有害なサイト』と認識していたのなら、それを告知することも改善する機会も与えずに、不意打ちのように検索のルールを変更するというGoogleのやり方は誠意に欠けるものだ」と、コメントしていました。

 

こうした経緯で閉鎖を発表したCCNですが、その2日後に存続を発表しました。

一転して復活となった理由をCCNは明らかにしていませんが、閉鎖の告知をした後、メールやSNS上で多くの人が支持を表明し、また様々な専門家が原因の分析してくれたと伝えています。

その中の報告の1つに、最近の記事が以前使用していた「CryptoCoinsNews.com」ドメインで表示されているという指摘がありました。

Googleの検索結果は、そのサイトへのリンクが多ければ多いほど上位に表示されます。そのため、リンクを外されている可能性が高い古いサイトはリンクの少なさから上位に表示されなくなり、結果として検索からの流入が下がった可能性が指摘されています。

先に述べた通り、2017年にCCNは現在のCCN.comにドメインを変更しており、それ以来旧ドメインのCryptoCoinsNews.comは使っていませんでした。

CCNは、この不可解な出来事に対する驚きと当惑を以下のようなフクロウの画像を引用して表しています。

Giphyより引用

現在、CCNは暗号資産の記事の更新と並行して、ウェブの専門家とともに検索順位が下がった原因を探っています。