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再びの1BTC=100万円突破と100万円のデジタルコンテンツ

再びの1BTC=100万円突破と100万円のデジタルコンテンツ
2019年6月19日

ビットコインが今週はじめの17日に、1年ぶりに1BTC=100万円を突破しました。

 

抗議デモと値上がり

6月8日9日に行われたG20の財務大臣・中央銀行総裁会議では、具体的な言及がなかったために一度はビットコインは80万円台前半まで値を下げました。しかし、香港の抗議デモによって金融街が一時的に閉鎖された影響で香港株が下がり、デモ隊と警官隊が衝突したというニュースが報じられると、逃避通過としてビットコインが買われ90万円を突破しました。

その後も、以前から話題になっていた英ポンドのStablecoinBinanceが発行することが正式に発表されたり、世界最大の仮想通貨レバレッジ取引所のBitMEXから機関投資家向けのサービス開始に向けての動きがあったりと、様々なプラス材料の後押しを受けてそのまま100万円を突破しました。

 

政情と密接な暗号資産

今回の高騰が複合的な要因に拠るものと同様に、これまでのビットコインの高騰にも様々な要因があります。

例えば、2013年に起こった高騰では、キプロス危機が影響していました。

仮想通貨に限った話ではありませんが、戦争やテロ、政情不安や金融危機といったことが起こると、より安定的な通貨へと換金されます。これまでも、政情を不安定にしている問題がどこで起こっているかによって違いはあれど、スイスフラン・米ドル・ユーロ・日本円と行った法定通貨に避難されていたことを踏まえれば、ビットコインもそうした資産の避難先として信用に足り得ると認識されたと言えます。

 

G20は好機?

今月末には大阪で開催されるG20が控えています。ここで暗号資産に関して前向きな発表があればさらに上がる期待がある一方で、中央銀行総裁会議同様に具体的な言及がなければ、マイナスの材料になる可能性も否定出来ません。

 

1BTC=100万円で買える物

5月末にオランダのアムステルダムにあるスタートアップ企業、The Fabricant社がブロックチェーンを使って約100万円の「デジタルドレス」を販売しました。

同社はデジタル上での製作を行うファッションブランドです。服のデザインはもちろんのこと、購入者のデータをデジタル化し、3Dアニメーションやモーションキャプチャー、ボディスキャンといった技術を組み合わせることで、現実には不可能なカメラワークや照明による、購入者のためだけの映像を作ることが出来ます。

前述の100万円の服である「デジタルドレス」は、日本の某ファッション通販サイトのものと同様に、指定の全身タイツを着ることで採寸を行い、作成されました。前者との違いは、出来上がった服がデジタル上にしか存在しないということです。

デジタルゆえの不正コピーのリスクが存在しますが、ブロックチェーンで所有権を管理することで服の価値を担保しています。

              100万円の服 (The Fabricant社のSNSより)

 

仮想通貨が徐々に市民権を得ているように、デジタル上にのみ存在するコンテンツに価値を見出す人が増えていけば、これまでは考えられなかったような商品が増えるかもしれません。そして、その決済を、デジタル資産で行うということになるかもしれません。

 

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