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恒星の名を冠した仮想通貨「Stellar」は流れ星のように消えてしまうのか

恒星の名を冠した仮想通貨「Stellar」は流れ星のように消えてしまうのか
2019年7月11日

昨今のビットコインの価格の上昇に牽引されるように、多くの有名なアルトコインもその価格をあげています。しかし、そんな中、イーサリアムクラシックやTRONと共に、「2019年に高騰する可能性が高い」と言われていたアルトコイン1つであるStellarの価格は2019年に入ってから一向に上昇する気配を見せていません。

 

Stellarはリップルと同じソースコードで作られているアルトコインで、リップル開発者の1人でもあるJed McCaleb氏の立ち上げたプロジェクトです。同氏は、2014年に当時のレートで450億円相当のビットコインを消失させたMtGoxの創業者でもあります。

MtGoxは、当初カードゲームのオンライン交換所として創業された会社で、社名も「Magic The Gathering Online eXchange」を省略したものです。同氏が経営に携わっていたのは、2010年の後半に事業内容をビットコインの交換業者へと変更し、2011年にMark Marie Robert Karpelès氏に売却するまでの間だけですが、事業売却後も出資者として残ったため、流出事件では5万ドルの損害を被ったと語っています。

その時点では競合も少なく、収益性の高いビットコインの交換事業を売却した理由を「送金速度やスケーラビリティといったビットコインの問題点に気付き、それに変わる仮想通貨が必要になると考えたから」と語っています。

その言葉通り、Jed McCaleb氏は事業売却後の2013年からリップルの開発に携わり、翌2014年にStellarのプロジェクトを立ち上げました。

 

Stellarは、リップルと同様に金融システムとして開発されたプロジェクトで、Jed McCaleb氏がMtGOXを手放すに至った理由でもある、ビットコインに比べ決済のスピードの早さが改善されています。この点は、リップルと共通しています。

リップルと異なる点は、リップルが金融機関間の利用を想定しているのに対し、Stellarは個人間での利用を想定していることです。リップルが中央集権的なのに対し、Stellarは分散型のシステムです。

また、「2019年に高騰する可能性が高い」との評価を裏付ける様々な発表が、2018年にはありました。

1月:MobiusトークンがICOを行うにあたり、Stellarとイーサリアムのブロックチェーンを比較

最終的にStellarを選び、約42億円相当のICOに成功する。

7月:IBMと提携することでUSD連動のStablecoinの発行を発表する。

7月:分散型取引所のStellarXを発表

8月:仮想通貨の時価総額ランキングが5位まで上昇する。(2019年7月11日時点で11位まで下落)

一部を抜粋しただけでも、どれも価格の上昇に繋がりそうなものばかりでした。そして、その期待感に後押しされて時価総額ランキングの5位まで上昇しています。

 

しかしながら、現在のStellarの価格は停滞したままです。

この停滞を、専門家は「需要と供給のバランスがイコールになったため」と分析しています。

今年4月にも、Stellarのブロックチェーンを用いてStablecoinの発行を行うというニュースが流れましたが、価格の上昇には繋がりませんでした。

また、これまではリップルの価格の上昇に伴い、Stellarも上昇することが多かったため、リップル自体が僅かばかりの上昇といった状態であることも影響しているのかもしれません。

 

とはいえ、Stellarの持つ優秀性がなくなった訳ではないため、周囲の環境が変われば再び価値が上がる可能性は十分にあると考えられます。