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スペインのバレアレス諸島が描く 観光客による暗号通貨支払いを受け入れる未来

スペインのバレアレス諸島が描く 観光客による暗号通貨支払いを受け入れる未来
2019年9月24日

バレアレス諸島が描く暗号通貨の未来

スペインのバレアレス諸島は暗号通貨に肯定的な未来を描いています。

 

バレアレス諸島ビジネス連合会(CAEB)とバレアレス諸島政府、そして民間企業による共同グループである「Fundación Impulsa」のテクニカルディレクター・Antoni Riera氏は、この地域を訪れる観光客が暗号通貨で「すべての」支払いをする未来が近づいていると考えています。

 

ニュースメディアEl Mundoでのインタビューにおいて、Riera氏は次のような質問を受けました。
「あなたは、20年後には観光客が暗号通貨ですべての支払いを行えるようになるとお考えですか?」

同氏はこれに対して以下のように肯定的な答えをしています。
「観光部門における暗号通貨の導入は、『諸外国の経済パラダイム』がどれくらい早く変化するかによるでしょう。」

「しかし、『暗号通貨支払い』は将来的に訪れるシナリオであると認識しています。」

 

Fundación Impulsaを構成する企業には、多数のこの地域で最大級のホテルとレストランチェーン、ならびに多くのスペインの主要銀行およびショッピングアウトレットなどが含まれています。

 

マヨルカ島・メノルカ島・フォルメンテラ島・イビサ島といった島々を始めとしたこのエリアへの観光客は、年間約1,750万人にのぼります。

 

暗号通貨支払いに積極的なバレアレス諸島

バレアレス諸島の多くの地域では、暗号通貨での支払いを積極的に検討しています。

2017年にはイビサ島の18世紀の宮殿が1,850BTCで売りに出され、近年では、バレアレス諸島の店舗・ホテル・レストランがビットコインアルトコインでの支払いを受け入れ始めています。

また、暗号通貨の仲買業や取引業の店舗準備も諸島で始まっています。

 

今年初めには、マヨルカ島の観光地Playa de Palmaにおいて、主要な観光スポットに暗号通貨ATMが設置され、リゾートエリア内の飲食店やホテルで暗号通貨支払いができる技術を備えたパイロットプロジェクトを行うという報道がされていました。

 

イニシアチブの後援をしている企業である、CriptoAreaとLa Playa de Palmaは、Playa de Palmaがヨーロッパで最初の「暗号通貨による効果を生み出す観光地」になると主張し期待を寄せています。

 

また、スペインの中で国内外の両方の観光客に人気のある別の島のグループでも、ブロックチェーンと暗号通貨の関心が高まっています。

こちらではカナリア諸島が主催となり、この地域で最初の暗号通貨サミット「Núcleo Blockchain」を開催しましたが、これもまた大変意義深いことと言えるでしょう。

 

メディアサイトQué!によると、同サミットでは、カナリア諸島を拠点とした暗号通貨・ブロックチェーンスタートアップの役員である人々と、他の地域から参加した暗号通貨専門家たちがトークセッションに参加しました。

 

主催者は「グラン・カナリア島で開催されたこのイベントが、一連の協議会において初の試みであること、そして近い将来さらに多くのイベントが開催されるでしょう」と述べています。

 

スペインの観光業と暗号通貨

スペインは、暗号通貨関連業者へ利用者のデータ開示を求めながらもブロックチェーンを用いる企業に対し税制優遇措置をとるための法案を検討していたことや、今月半ばには大手銀行のサンタンデール銀行が債務発行業務を全てブロックチェーンで管理するという発表があったことなどから分かるように、暗号通貨・ブロックチェーンに関心が高い国の一つです。

 

そしてまた、観光業もスペインを構成する重要な要素です。

温暖な気候や開放的なビーチに見るような活気あふれる文化は人々を魅了し、2017年の外国人観光客は8,200万人にものぼりました。

これは、世界第2位の数字です。

 

インバウンド旅行客の消費総額が、約870億ユーロ(約11兆円)であったという政府の発表を見れば、観光業に注力することも頷けます。

 

そして、暗号通貨の利点の一つである、国境を超えた支払いが可能であるという点は観光業と高い親和性があると言われています。

世界中から訪れる様々な顧客のニーズに対応し、その名の通り「暗号通貨による効果を生み出す観光地」となるのもそう遠くはないかもしれません。

 

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